「BEELINE MOTO Ⅱ」ルートは見やすい?使える?次世代ナビ使って分かった3つのメリット&デメリット

2025年8月1日金曜日

原付二種

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ビーラインモト2はコンパクトでシンプルなナビです

コンパクト&シンプルなナビはツーリングで使えるのか


バイクのツーリングで、いまや手放せないアイテムである「ナビ」。


ナビアプリをダウンロードしたスマホを、専用ホルダーでハンドルに装着して使うスタイルが主流です。


でも、スマホとホルダーは存在感があるからハンドル周辺がうるさくなる感じ。


またバイクのエンジンの振動で、スマホのカメラが壊れたというケースが多い。


さらに暑い夏の時期になると、スマホがチンチンに熱くなってナビ画面が真っ黒になる熱暴走が発生したり。


だから「スマホじゃない、使いやすくて振動や熱暴走に強いナビってないの⁉︎」なんて声がたくさんあります。


そんな中、次世代ナビデバイスとして注目を集めているのが「BEELINE MOTO Ⅱビーラインモト2)」。


コンパクトで装着がしやすくて、振動や熱暴走に強い。ナビは必要十分な情報だけを表示してくれると評判。それだけに、


ハンドル周りをスッキリさせたいけど、ビーラインモト2はどうかな?


実際のところ、振動や熱暴走対策はちゃんとしているの?


肝心のナビは分かりやすいの? 使いやすさはどうなの?


興味のある人から、そんな声がたくさん上がっているんです。


この記事では、実際にワタシがビーラインモト2を試してみて実感した、


  1. アプリとデバイスの設定・装着はカンタンでハンドル周りはスッキリ
  2. ナビは慣れれば使い勝手がよく、振動&熱暴走対策には問題なし
  3. デメリットは専用ナビアプリの機能が今ひとつなところ

上記の3つのメリット&デメリットについて紹介&解説します。


この記事を読めば、ビーラインモト2の特徴やスペック、ナビとしての使い勝手や振動&熱暴走対策について分かります。


さらに実装&実走してみて実感したデメリットも分かりますよ。


※この記事ではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています。

改めて「BEELINE MOTO Ⅱ」について

ビーラインモト2は、英国ロンドンのメーカー「Relish Technologies LTD」が製造・販売するバイク用ナビデバイス


同社は2018年に初号機といえる「BEELINE MOTO」を発表。


こちらはデバイスに搭載したジャイロセンサーを使って、ナビ画面上のコンパスマーク方向と距離だけを表示するモノでした。


その改良版であるモト2は2024年に発売されて、「次世代ナビゲーション」として注目を集めています。


スマホに専用アプリ「Beeline Bike Navigation」をインストールして、Bluetoothでデバイス(本体)につなぐシステム。


要するに、アプリのルート案内をガジェットの画面に反映させるスタイル。初号機「モト」の「コンパスモード」も使うことができます。


デバイスは直径5.3センチ×高さ2センチ円形重さは40グラムと超コンパクト。


このデバイスを専用マウントでハンドル周辺に装着して使います。


またデバイスには600mAのリチウムポリマーバッテリーが搭載されていて、USB TypeーCケーブル充電します。


約2時間の満充電で約14時間の使用が可能になっています。


デバイスの画面はIPS液晶自動調整バックライト付き。IP67防水が施され、防振構造にもなっています。


デバイスの付属品は「汎用ストラップマウント」「USB TypeーC充電ケーブル」「クイックスタートガイド」。


デバイスは素材が違う3種類があって、最安は3万3880円(税込)。くわしくは「BEELINE」ホームページをご覧ください。


次項からはナビアプリとデバイスの設定や装着について紹介していきます。


1.アプリとデバイスの設定・装着はカンタンでハンドル周りはスッキリ



設定終了後のデバイスの画面

★ナビアプリの初期設定

ビーラインモト2を使うには、専用アプリ「Beeline Bike Navigation」をスマホにインストールする必要があります。


スマホのOSは「iPhone」なら「iOS15」以降、「Android」ならバージョンが「8.0Oreo」以降が必要です。


アプリをインストールしたら、スマホのBluetooth機能をオンにしておきます。


初期設定時のデバイスは充電がされていないので、付属のTypeーCケーブルで充電しながら設定作業を行いました。


続いてアプリの初期設定をします。


  1. アプリを起動して、メルアドなどでIDとパスワードを設定してアカウントを作成。
  2. 「移動方法を確認する」では「バイクで移動」にチェックを入れる。
  3. アプリの「設定画面」で「Beelineデバイスと接続」をタップする。
  4. デバイスの電源を入れると画面に識別番号が出現。アプリで同じ識別番号が表示されたら「ペアリング」をタップする。
  5. ペアリング(接続)が終了し、「設定」画面の「ステータス」が「接続済み」になっていれば、初期設定は完了。

初期設定にかかった時間は2〜3分ほど。作業自体はカンタンに終わりました。


設定が不安な場合は「BEELINE」ホームページの「ビーラインの使い方」で初期設定の方法が紹介されているので参考にしてください。


初期設定後は、スマホのBluetoothがオンになっていれば、デバイスの電源を入れると自動的に接続されます。


ナビルートの設定画面

★ナビルートの設定方法


モト2はアプリのナビルートをデバイスに反映させるスタイル。なので、アプリで目的地までのルート設定を行います。


とはいえ、これは「Googleマップ」や「iPhone」の「マップ」などで設定する方法と同じ。


「Beeline」アプリの地図情報は「Googleマップ」をベースにつくられているそう。


現在地から目的地までの位置を、スマホのGPS機能で特定しているのも同じです。そしてルート設定の方法は、


  1. アプリのホーム画面で「目的地を探す」をタップする。
  2. 現在地周辺の地図が表示されたら、検索窓に目的地の名前や住所を入力するか、地図上の目的地をタップするとルートが出現(上の写真)。

アプリでは表示されるルートが2種類あります。


「設定」画面の「ルートのデフォルト」で「高速」「楽しい」が選択できます。


「高速」は高速道路などに乗るルートではなく、現在地と目的地の最短距離を取るルート。


「楽しい」は現在地と目的地まで、わざと遠回りしたルート。「こんなとこ曲がるの?」なんてグネグネさせられます(笑)。


ルート設定時の画面(上の写真)でも切り替えられるので、お好みのルートを選択してください。


また高速道路や有料道路の使用の有無は、ルート画面右上の「オプション」を選択。


希望のルート」で「高速道路を避ける」などからチェックを入れたり外したりして設定します。


経由地」も設定できて、「開始・終了」窓の右下のマークをタップ。下の「経由地を追加」に場所を入力して「終わり」をタップ。


また「開始・終了」窓の右上のマークをタップすると、復路が表示されます。


ルート設定が終わったら、「GO」をタップすればナビがスタート。「保存」をタップするとルートがホーム画面に保存されます。


目的地に到着してナビを終了する際に「ルートの評価」を行うと、走行記録が設定画面の「ライド履歴」に保存されます。


走行時間や距離、走行したルート図などが保存されていて、ツーリングを振り返ることができますよ。


右グリップ前に装着するとこんな感じ


★ハンドル周辺がスッキリ


ナビアプリのルート設定が終わったら、モト2のデバイスをバイクのハンドルに装着します。


装着では、付属の汎用ストラップマウントを使います。


汎用マウントは円形で4つの突起付き。これを2種類(大小)のシリコンバンドで装着します。


大きいバンドはハンドル用。小さい方はバックミラーのポールなど細いモノ用という感じ。


まずはマウントにある上下の突起にバンドを引っ掛けて、さらに左右の突起にバンドを掛けます。かなりガッチリ固定されます。


続いてマウントにデバイスを固定します。マウントには突起の下に「」、デバイスの裏に「」があります。


この「凹凸」を合わせて右にひねるとカチッと固定左にひねるとカチッと外れます


後はデバイスの画面が見やすいように、マウントの位置を調整して終了です。


モト2のデバイスとマウントはめちゃコンパクト。ハンドル周辺にスキマがあればどこでも装着ができるんです。


直径5.3センチ×高さ2センチの円形で、スペースも取らず目立たない。だからハンドル周辺はスッキリ見える


ハンドル周辺をスマホなどでゴチャゴチャさせたくない」なんて方にはマジでオススメです。


ワタシはハンドル中央部に小物入れ代わりの「ナビタンクバッグ」をつけていて、左グリップ前にドラレコ用のマウントを装着。


なのでモト2は右グリップ前につけていますが、結構見やすいんです(上の写真後述)。


シリコンバンドは頑丈そうですが、劣化が進みます。だからつけっぱなしにせず、使用する際にマウントを装着するようにしています。


バンドは切れちゃうんじゃない?」と不安な場合は、ハンドル用やミラー用のマウントも用意されています。


ちょっとお高いですが…。


2.ナビは慣れれば使い勝手がよく、振動&熱暴走対策には問題なし


ナビ画面は必要十分な情報が表示されています(BEELINEホームページより引用)

★シンプルすぎるナビ画面


ビーラインモト2は、コンパクトだけど機能がギッシリ詰まっています。


前面(画面側)にクリックボタンが十字上下左右)に設置されていて、下のボタンをクリックすると電源がオンになりスタート。


ボタンはクリック(押す)式なので、グローブをつけたままでも大丈夫です。


スマホのアプリでナビルートを設定しておくと、電源をオンにしたらすぐに「ナビ画面」が表示されます。


このナビ画面、めっちゃシンプル。基本的に次の曲がり角までのルートが示されるスタイルです(上の写真)。


画面の一番下の曲線は、ナビの進捗状況=目的地までどれくらい進んでいるかを示しています。


左下の矢印は、次に曲がる方向。その横の数字は曲がり角までの距離を示しています。


右の丸数字は走行している道路の制限速度。数字の上の「コンパスマーク」は進む方向で、太い白線が進むべきルート


太い白線から細い線がピュッと出ていますが、これはわき道です。


モト2ではほかにも、目的地までの距離、所要時間などが分かる「ナビ進捗画面」や走行速度が分かる「スピードメーター画面」。


走行距離などが分かる「トリップメーター画面」やスマホとデバイスのバッテリー残量を示す「バッテリー&明るさ画面」もあります。


これらはデバイス前面の上下ボタンをクリックして選択します。


スマホのナビアプリの画面に慣れている人なら、モト2のナビ画面はちょっとシンプルすぎるかも。何しろ情報量が必要最小限ですから。


そしてデバイスが直径5.3センチと小さいので、「ハンドル周辺に着けたら見にくいかも?」と思うかもしれません。


ルート周辺に何があるか分かるスマホのナビアプリと違って、示すのが次の曲がり角までのルートだけだから自分がどこにいるか分からない


だから初めて使うときは、かなり戸惑うと思います。


ワタシも最初は戸惑ったけど、慣れてくると結構見やすくて分かりやすいんですよ。


最初は曲がり角までの距離感に戸惑うかも

★曲がり角までの距離感


ビーラインモト2は、曲がり角が近づいてくると2度、デバイス上部のLEDが点灯してアラート音が「ピッ!」と鳴るんです。


1度目は曲がり角まで200メートルの地点。2度目は曲がり角まで50メートル地点。


もうすぐ曲がり角だよ」とライトと音で教えてくれる。だから「ここで曲がればいいのか!」と。ありがたい機能です。


ルート自体も割と見やすい。画面がアンチグレア加工されているので光が反射しない。さらにバックライトでルートがクッキリ。


それに曲がり角までのルート表示がかなりリアル入り組んでいる道でも白線でしっかり再現されている。


なので、進行中の道の状況が予測しやすい。これって心の準備ができるんで結構助かるんですよ。


また曲がり角を通り過ぎても、ちゃんとリルートしてくれます。それも結構早く対応してくれるから心配ご無用です。


ただ、使い始めは曲がり角までの距離感に戸惑いました。


200メートル地点でアラートがなってから、曲がり角が近づいてくるけど画面の距離数に合わない感じ


あの信号で曲がるんじゃないのか」と思って直進したら、「ピッ!」とアラートが鳴って通り過ぎてた…


ワタシ、車のナビやスマホのナビアプリでも曲がり角までの距離感をつかむのがヘタクソ。


だからモト2に限らず、曲がり角を通り過ぎることが多かったんです。なので「原因は何かな?」と考えていました。


この原因って信号によるんだけど、停止線と信号までって10〜20メートルくらい距離があるんですよね。


信号の停止線で止まったとき、モト2の画面の曲がり角までの距離でそれが分かったんですよ(苦笑)。


恥ずかしい話なんだけど、これを考慮して距離感を自分の中で修正したら慣れてきて、今はまったく問題なし。


さらにナビのルートを見て、目前の道の状況をしっかり把握するクセもつきました。


おかげでナビが示す道にワクワクしつつ、目的地には問題なく到着。バイクで走るのがもっと楽しくなりました。


スマホのダメージは回避できるのか

★振動&熱暴走の心配なし


ビーラインモト2の最大のメリットといえるのが、振動&熱暴走に強いこと。いずれも対策を施した構造になっています。


実際に使ってみて、モト2のデバイスには振動の影響は感じられません。そして熱暴走にしても同様。


この記事を書いているのは7月末で、日中は気温35度くらい上昇してるけど、デバイスやスマホが熱暴走で落ちたりすることもなし。


何よりも安心感を与えてくれるのが、ナビを使用中にスマホを上着のポケットやバッグにしまっておけること。


スマホをナビとして使用する場合、アプリを起動して画面にルート表示をさせながらホルダーに固定します。


当然ながらスマホは稼働中なので発熱します。さらに夏だと強い日差しをモロに受けることになります。


スマホは発熱した本体を冷ますために、アプリの使用を制限する。だから画面が真っ黒になる。いわゆる熱暴走です。


でもモト2の場合、スマホのアプリとデバイスをつなげたら、スマホはスリープモードにしてポケットやバッグにしまえるんです。


だからスマホはモト2のアプリを使っていても熱くならない。ハンドルに直付けしてないから振動とも無縁。


スマホ本体やバッテリーのダメージへの心配からサヨナラできたワケです。これってかなり大きいメリットじゃないですか? 


また、スマホにかわるナビとして、スマートモニターを選択肢に入れている方が多いと思います。


夏場にスマートモニターを使用している際に、Bluetoothで接続しているスマホがかなり熱くなるケースがあるそうです。


原因は、ナビアプリの情報量をそのままスマートモニターに反映させているため。スマホがフル稼働しているからだと思います。


スマホへの負担とダメージは、少なからずあるんじゃないでしょうか。


★スマホのバッテリー&パケット代に優しい


ビーラインモト2とつながるスマホにダメージが少ないのは、アプリとデバイスでやりとりする情報量が少ないからだと思います。


「グーグルマップ」などのナビアプリでは、基本的に使用中はネットを通じて道路状況など多くの情報を反映しています。


だからアプリがフル稼働するゆえに、スマホへの負担があるワケです。


また、ネットで情報を入手しているからパケット通信も発生します。


一方、モト2のアプリも情報をネット通信で入手するためパケット代が発生します。だけど、スマホには優しいレベルなんです。


日本でモト2を取り扱っている「株式会社プロト」によると、「アプリの使用中とリルート時にはパケット代が発生する」そうです。


でも、やりとりする情報量が必要最小限。だからリーズナブル。


モト2のアプリでは、道路の混雑情報などは反映されません


GPSで自分(バイク)が目的地までの道中でどこにいるか把握して、次の曲がり角までの道のみをデバイスに反映するだけ。


ただリルート時ではネット通信を行うので、パケット代が発生するそうです。


要するにネット通信による情報量やパケット代も必要最小限。だからスマホのバッテリーとパケット代に優しいんです。


ワタシはスマホの通信プランを〝格安〟で契約しているので、月々のパケット量には制約があります。


だからパケット代を節約するため、「Googleマップ」などでは「オフライン」で使っていました。


モト2の購入を検討していた際、パケット代が発生することを知って「どれくらいだろう?」とちょっとだけ悩みました。


でも購入して、実際にモト2を使いながら1時間ほど走った際の通信量5〜6MB(メガバイト)。


想定していた通信量より、はるかに少なかったのでビックリしました。


そして通信量が少ないと、スマホのバッテリー消費量も少ない。ホントありがたいナビだなと思いました。


スマホのバッテリーやパケット代でお悩みの方にも、モト2はオススメなんです。


3.デメリットは専用ナビアプリの機能が今ひとつなところ


アプリのライド履歴画面はすごく役立つけど…

★ナビアプリは発展途上


この項では、実際にビーラインモト2を使って感じたデメリットを紹介します。何より真っ先に上げたいのが、ナビアプリ


ハッキリいって、発展途上。ネット通販大手「Amazon」の購入者レビューを見ても、厳しい声が少なからず寄せられています。


ワタシ的に「何とかならないの⁉︎」と思っているのが、ルート設定の機能


前述した通り、ルート設定では「高速」「楽しい」の2種類のルートが表示されます。


でも、わざと遠回りさせる「楽しい」はもちろん、「高速」でも「何でこんなところ曲がるの⁉︎」というルートを表示してくるんですよ。


そして候補ルートが「高速」「楽しい」の2種類しかないのも物足りない


例えば「Googleマップ」「マップ」(iPhone)では、3つの候補ルートを表示してくれます。


3つのルートから交通量が少ない道や、走りたい道が入っているルートを選んだりできる。選択肢が多いんです。


一方のモト2アプリは「高速」「楽しい」のいずれのルートも極端な感じで、選択肢が少なすぎるんですね。


ただ、自分が走りたいルートにカスタムできる機能はあります。前述した「経由地」の設定機能です。


ルートに交通量が少ない場所や走りたいポイントを「経由地」として設定すると、少しルートの遠回りがマシになるんです。


それでも「経由地」をすぎてから、また遠回りするようなルートになったり…。


そのたびに、さらにこまかく「経由地」を設定してルートをカスタムしないといけない。ちょっとメンドくさい。


また、ユーザーからは「ナビの表示通りに走っていたら一方通行に入っていて警察に捕まった」という声もあります。


ワタシは原付二種乗りなので入り組んだ下道を結構走っていますが、これまで「一方通行にナビされた」ことはありません。


ただアプリの発展途上ぶりを考えると、上記のような事例が発生する可能性はあると思います。


アプリの開発・改善って、おそらくデバイスの開発と同じくらいお金がかかると思います。


でもデバイス的にはめちゃ使いやすいと思うので、アプリの改善を早急にお願いしたいところです。


★デバイスのアラート音とライト


ワタシ的には、ビーラインモト2のデバイスはメチャ気に入ってます。


でも、気になる点もあるんです。まずは曲がり角の200メートル&50メートル手前でのアラート機能


モト2が届いた際、ハンドルへの装着場所をいろいろ試していました。


そして、多くのユーザーの方が装着しているハンドル中央部。ここが見た目的にもスッキリしているかな、と。


メーター類が丸いバイクなら、円形のモト2はジャストフィットする感じですからね。


でも、ハンドル中央部だとアラート用のLEDが点灯しても気づかないことが多い。


また結構スピードが出ている時だと、アラート音が聞こえないことが多い。この点がちょっと気になって…。


前述した通り、右グリップ前に装着したらデバイスとの距離が短くなって、LEDの光とアラート音がしっかり認識できるようになったんです。


だから走行中のアラート機能は、改善の余地があると思います。


もう1つは、ナビ画面に表示されている「制限速度」のマーク。


これが、実際に走っている道路の制限速度とほとんど合ってない…。「Amazon」のレビューでも指摘が多いんです。


これはデバイスというよりも、アプリの問題と思います。「制限速度」の表示はアプリで設定するからです。


レビューなどの指摘が多いためか、デフォルトでは機能はオフになってます。


初めて走る道などでは、ナビ画面で表示されている「制限速度」が怪しいだけに、あまり信用しない方がいいかもしれません。


モト2のナビアプリとデバイス

★モト2は向き不向きが分かれる


モト2は使う人によって向き不向きが分かれるナビシステム。これがデメリットでもあります。


これから上げる項目に当てはまる人は、モト2は向いていないかもしれません。


①ナビで自分がどの地点にいるのか確認したい


ナビの地図上で、目的地に向かうバイク(自分)が今どこにいるか確認したい人です。


なにしろモト2は、次の曲がり角までのルートと距離&方向のみ表示するナビです。


ナビ画面の一番下にルートの進捗状況が表示されるけど、具体的に自分がどこまで到達しているかは分かりません


②ナビの音声案内がほしい


モト2のデバイスにはスピーカーが内臓されているけど、これはアラート音のみに対応しています。


だから「Googleマップ」みたいに「〇〇メートル先、左方向です」なんて音声案内がありません。


サブスクサービスの「Beeline Plus」に加入すると音声案内はあります。でも2025年7月時点では英語音声のみ対応しています。


③高速・有料道路の乗り降り場所を確認したい


高速・有料道路を走れる軽二輪以上のユーザーから「モト2は乗り降り口が分かりづらい」という声があります。


ナビ画面で表示されるルートは白線だけ。「Googleマップ」などのように高速道路の乗り降り口が表示されることはないからです。


④価格はリーズナブルな方がいい


モト2を検討するバイカーからは「ちょっと値段が高い」という声が結構上がっています。


小さいデバイスということもあって、同じ価格帯のスマートモニターと比べると、ちょっと高く感じます。


ただモト2はクラウドファンディングを受けて「BEELINE」社が開発。製造は中国の企業に委託しているとのこと。


要するに自前の製造工場で大量生産できる企業ではないので、価格が高くなるのは仕方ないのかなと思います。


まとめ・使いやすくて振動や熱暴走に強いナビでツーリングを楽しもう


モト2の裏側と汎用マウント&シリコンバンド

ここまでバイク専用ナビシステム「BEELINE MOTO Ⅱ(ビーラインモト2)」について紹介してきました。


さらに実際にワタシがモト2を使って実感した、


  1. アプリとデバイスの設定・装着はカンタンでハンドル周りはスッキリ
  2. ナビは慣れれば使い勝手がよく、振動&熱暴走対策には問題なし
  3. デメリットは専用ナビアプリの機能が今ひとつなところ

上記の3つのメリット&デメリットについて紹介&解説してきました。


ハンドル周りをスッキリさせたいけど、ビーラインモト2はどうかな?


実際のところ、振動や熱暴走対策はちゃんとしているの?


肝心のナビは分かりやすいの? 使いやすさはどうなの?


そんな疑問がある方は、この記事を読んでモト2の特徴やスペック、ナビとしての使い勝手や振動&熱暴走対策が分かったと思います。


さらにワタシが実装&実走してみて実感したデメリットも分かったと思います。


モト2は、次世代ナビデバイスとして注目を集めています。


コンパクトで装着がしやすくて、振動や熱暴走に強い。ナビは必要十分な情報だけを表示してくれる。


シンプルだけど、使いやすくて見やすいナビシステムです。それだけに、


スマホじゃない、使いやすくて振動や熱暴走に強いナビってないの⁉︎


なんて方にはピッタリ。ぜひモト2のナビでツーリングを楽しんでほしいと思います。


当ブログでは、ほかにもバイクライフに役立つ記事を公開しています。ぜひご覧ください。


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