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「ナビタンクバッグ」をハンドルバーに装着。いい感じです |
「良さそうなスマホホルダー教えて?」と迷っている人たちへ
ワタシは「ホンダ・グロム」で散歩ツーリングを楽しんでいるオジサンです。
ツーリングの距離が伸び、行ってみたい場所も増えてきたので「ナビを使いたいな」と思いました。
そして多くのライダーさんが使っている「スマホのナビアプリを使おう」と。となると必要になるのが「スマホホルダー」。
でも、スマホホルダーにはいろんな種類があります。
ハンドルバーなどに着脱するクランプ式。タンクにマグネットや吸盤で装着するタンクバッグ式。さらにポーチタイプなどなど。
また着脱の容易さやバイクからの振動を少なくする機能や防水機能、そして予算などいろんな条件も重なって選ぶのがむずかしい。
だから「良さそうなスマホホルダー教えて?」という声がたくさんあるんです。
ワタシも悩みまくって、試行錯誤した末に選んだのがデグナー社の「ナビタンクバッグ」。
ワタシだけじゃなく「ナビタンクバッグ」を選択肢に入れている人が多いようで、
「着脱はどんな感じ? タンクに着けるからスマホの画面が見にくいんじゃない?」
「バイクの振動でクランプ式だとスマホが壊れやすいと聞くけど、タンクバッグはどうなの?」
「ポーチ式は夏だとスマホが熱暴走するらしいけど、タンクバッグもやばいの?」
そんな声がたくさんあるんです。
この記事では「ナビタンクバッグ」について、ワタシが実際にグロムで使ってみて分かった、
- タンクに加えてハンドルにも装着できてスマホが見やすい
- クランプ式よりもスマホに伝わる振動を軽減してくれる
- ポーチ式と同じ密閉タイプなので熱暴走対策は必要
上記の3つのメリット&デメリットを紹介&解説します。
この記事を読めば「ナビタンクバッグ」の着脱方法や見やすさ、実際の振動や熱暴走の具合などが分かりますよ。
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グロムでナビタンクバッグを使う理由について
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ハンドルポーチは収納力があってよかったけど… |
前述した通り、ワタシの愛車はグロム。125CCのMT車です。
散歩やツーリングの足として、気軽に走りを楽しみたい。そんな理由で乗っています。
それにグロムのゴテっとした、「機動戦士ガンダム」に登場するモビルスーツ「ザク」や「ドム」みたいな個性的なフォルムが気に入っている。
だから、あまり車体に装備的なモノをゴテゴテつけず、シンプルに楽しみたい。
なのでスマホホルダーは、ハンドルバーに装着するクランプタイプより、目立たず着脱できるヤツがいい。
そしてスマホの電源は、車内バッテリーにつなぐUSBタイプじゃなくてモバイルバッテリーを使いたい。
そのモバイルバッテリーとスマホを一緒に収納できて、メーター付近に装着できるサイズのモノ。
この条件を満たすバッグとして、当初は「ハンドルポーチ」(上の写真)を使っていました。
バッグ両端についているマジックテープでハンドルバーに固定するタイプ。
装着はカンタン。収納もスマホはもちろん、財布などの小物はバッチリ。さらに折りたたみ式のロックも入って使い勝手がいい。
でも1年ほど使っているうちに、上ぶた部分を固定するマジックテープが弱くなってきて、走行中に外れてバタバタバタ…。
スマホが飛んでいきそうで、メチャ不安でした。
DEGNER(デグナー) ナビタンクバッグ 吸盤式 ポリエステル ブラック 12x18x3cm NB-18
★コンパクトでスタイリッシュ
また「ハンドルポーチ」タイプは、収納量はいいけどちょっと大きくて不恰好。
なので「もっとスタイリッシュでコンパクトなバッグが欲しいな」と探していました。
そんな条件を満たしているのがデグナー社製「ナビタンクバッグ」(上の写真)だったんです。
こちらの価格は「Amazon」で4950円(税込)と、ワタシ的にはお手頃。
サイズは、タテ12センチ×ヨコ18センチ×高さ3センチのポーチタイプ。
ワタシの「iPhoneSE(第2世代)」とモバイルバッテリーをバッチリ収納できます。
容量は0.6リットル。散歩のときはスマホのほかにもサイフを入れたりできて、めっちゃ気に入っています。
次項からはワタシが実際に使ってみて分かった「ナビタンクバッグ」のメリット&デメリットを紹介&解説していきます。
1.タンクに加えてハンドルにも装着できてスマホが見やすい
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本来はタンクに装着します(写真はデグナー社ホームページから引用) |
★タンクバッグだけど
そもそもデグナー社の「ナビタンクバッグ」は、名前の通りのタンクバッグ。
タンクバッグ本来の使い方は文字通り、タンクの周辺にマグネットもしくは吸盤を貼って装着します。
このナビタンクバッグは吸盤式。本体の両端に吸盤が装着されていて、こんな感じに装着します(上の写真)。
実はグロムのタンクと周辺のカウルが樹脂製のため、マグネットがつかないんです(涙)。
だからタンクバッグを選ぶ上で、デグナー社製のコレをチョイスしたワケです。
ただ、タンクに装着してみた感想としては「走っている途中でペロッと外れそうかも…」。
まあ着くは着くんだけど、ちょっと不安です。
とはいえ、走っている途中に外れてふっ飛んでいくのを防ぐための「ベルト」が付属しているので心配はご無用です。
そして、このタンクバッグのメリットはハンドル周辺部にも装着できること。
このメリットに魅かれて購入したワケです。
★【メリット】ハンドルバーに固定が可能
タンクバッグなのに、ハンドルバーに固定できる。
これこそ「ナビタンクバッグ」の最大の特徴で、ワタシ的に最高のメリットなんです。
タンクバッグには付属品として、30〜40センチほどの長さのマジックテープ(ベルクロ)が付いています。
装着の仕方は次の通り。
- マジックテープを、バッグの背面に付いている「ベルト通し」に通します。
- バッグ両端に伸ばしたテープを、ハンドルバーの好きな位置にグルグル巻きつける。
これだけでOK。めちゃカンタンなんです。そして脱落の不安も感じません。
テープでグルグル巻きするので原始的な感じがしますが、これが結構ガッチリ固定できて安心感があるんです。
それにバッグを外すときもテープをベリベリはがすだけなので、使い勝手がいいんです。
ただ付属のテープは1本で両端を止めるので、ワタシ的にはちょっとしっくり感じませんでした。
なので、100円均一ショップで長さ20センチほどのマジックテープを買ってきて、1本ずつ両端を固定して使っています。
バッグ背面にある「ベルト通し」は大・小たくさんあるので、ハンドルバーにフィットする位置が調整できて便利ですよ。
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見やすいけどデメリットも… |
★【デメリット】タンク装着だと見にくいかも
タンクバッグをハンドルバーに装着した場合、ベストなポジションは本体の上部がメーター下の位置にくる感じ。
バイクに刺しているキーが見え隠れする位置です。バッグが横向きに装着されているので、スマホもヨコ向きになります。
スマホ画面が「奥行きのあるタテになる方がいい」という方は、スマホを挟み込むタテ形のクランプ式がいいと思います。
でもワタシ的にはヨコ向きで十分。先方の道路状況を教えてくれる窓画面もしっかり見えるからです。
目線的にもメーターを見るような角度に近いので、とても見やすいと思います。
昼間の走行では、画面が太陽光に反射するけど見づらいということありませんよ。
唯一のデメリットは、走行中にバッグが下がってくること。
ハンドルバーへグルグル巻きにしているんだけど、走行による振動でバッグが少し下がってくるんです。
でも下がるのは数センチという感じ。スマホがメチャ見にくくなるわけじゃないので走行に支障はありません。
またタンクに装着した場合、スマホ画面を見るには極端に頭を下げなくちゃいけないのがデメリット。
ただ「そんなに頻繁に画面は見ないよ」という方なら問題はないと思います。
2.クランプ式よりもスマホに伝わる振動を軽減してくれる
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クランプ式のスマホホルダー |
★スマホの大敵である振動
バイクでスマホホルダーを使うにあたって、スマホの大敵といえるのが振動です。
スマホをツメで挟み込むクランプ式を使っているライダーの方から、「振動でスマホのカメラが壊れた」なんて声が多くあります。
カメラが壊れる原因は、主に「光学式手ブレ補正機能」と「クローズドループ オートフォーカス(AF)機能」が振動で壊れるから。
いずれの機能も、動いている状態で撮影する際に手ブレを補正してくれるありがたいもの。
でもバイクに搭載したスマホが長時間にわたって振動にさらされると、2つの機能に不具合が生じるそうです。
そして「iPhoneが壊れた」という声が多いんですが、これは「iPhone」に2つの機能が搭載されているから。
それと「iPhone」を使っている人が多いことも影響していると思います。
ただ「iPhone」以外のメーカーを使っている場合でも、機種によって振動の影響で不具合が起きるケースがあるようです。
また振動はスマホホルダーにも影響を与えて、スマホが脱落しやすくなるケースがあるそうです。
★【メリット】振動対策に最適
スマホに影響を与える振動対策としては、クランプ式なら振動吸収機能がついたモノを選ぶこと。
最近は振動によるスマホの影響を指摘する声が多くなっていることから、振動吸収機能付きのホルダーが増えています。
吸収機能が付いていないホルダーの場合は、振動吸収ダンパーをかますことをオススメします。
一方で、振動の影響を最も受けないのはポーチ式といわれています。
ポーチ式にはバッグの中にスマホを押さえるクッションが入っていて、これが振動を吸収してくれるんです。
そして「ナビタンクバッグ」の場合、バッグの中にスマホがズレ落ちないように固定する役目のクッションが入っています(下の写真)。
このクッションが衝撃吸収素材でできているので、バイクの振動からスマホを守ってくれるワケです。
またポーチ式はスマホ全体を包み込んでくれるので、ほこりや雨からもスマホを守ってくれるんです。
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バッグの中には振動吸収素材のクッションが入ってます |
★【デメリット】クッションからズリ落ちて…
「ナビタンクバッグ」は、クッションの背面の真ん中とバッグにマジックテープが貼り付けられ固定されています。
このクッションは表面がザラっとしていて、スマホのズリ落ち防止が役目といえます。
だけどスマホだけ入れると、見事にズリ落ちてきます(苦笑)。
横向きのバッグの一番下にスマホが落ちちゃうので、ナビ画面はちょっと見づらくなる。
それにクッションがズレたら、衝撃吸収にも影響が出る可能性がある。これがデメリットですね。
そしてズリ落ち防止としては、スマホの他にも何かをバッグに入れること。
ワタシ的にはモバイルバッテリーをクッションの下に入れて、その上にスマホを重ねる。
要するにバッテリーとスマホでクッションを挟む感じです。
でも、このままだとクッションのマジックテープが効いていない状態なので、バッグ内の下部分に細長いクッションを入れて補強しています。
細長クッションでスマホとバッテリーをズリ落ちないように支えるワケで、これならしっかりとナビ画面を見ることができますよ。
3.ポーチ式と同じ密閉タイプなので熱暴走対策は必要
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ポーチタイプなのでスマホは密閉空間に収納されています |
★【デメリット】ポーチタイプの宿命
バッグ自体が振動を吸収・軽減するため、振動対策には最適といえるポーチタイプ。
でもバッグに入れるというポーチタイプの特性が、デメリットにもなります。
それは、夏場の高温によるスマホの熱暴走が起きる可能性が高いことです。
ポーチ内のスマホは密閉空間に収納されています。そして密閉ゆえに排熱がされず、真夏の高温の影響を受けてしまう。
その結果、スマホがフリーズしたり、「高温のため使用できません」という表示が出たり、電源が入らなくなったり…。
「ナビタンクバッグ」もポーチ式だけに、熱暴走が起こる可能性が極めて高い。これが最大のデメリットです。
ワタシは2025年1月に購入したため、まだ真夏での使用を経験していません。ただ購入先の「Amazon」のレビューを見ると、
「長時間使用すると、もろに熱を感じる」
「iPhoneが加熱して止まってしまった…」
「夏場に使ったらオーバーヒート状態になって、充電ができなくなった」
といった声が結構多く見受けられました。
★対策は走行風での空冷方法
前述したようにワタシが「ナビタンクバッグ」を購入したのは2025年1月。
要するに冬場しか使用していないので、真夏の熱暴走への対策はこれからになります。
さて、どうしようか…。そう思いつつ「Amazon」のレビューを見ていたら、対策を講じている方がいました。
それはバッグのジッパーを開けて走ること。
このバッグは側面についているジッパーで開け閉めをするんですが、ハンドルバーに装着するとジッパーが上側になります。
そして走行時にジッパーを開けて、バッグ内のスマホに走行風を送り込む感じ。
まさに原始的な空冷方法ですが、実際にやっている人がいるので効果があるようです。
物理的な対策としては、スマホ用の保冷シートを背面に貼ること。
「Amazon」で調べてみると、結構種類があって価格帯は1000円台〜2000円台といったところ。
持続時間は6〜8時間で、繰り返しの使用が可能。スマホの背面に貼って、その上にスマホカバーを使えるタイプもあります。
それと保冷剤タイプで、スマホと保冷剤をバンドで固定するモノもあるんです。
実はクランプ式のスマホホルダーを使用していても、スマホが熱暴走するケースがあるようです。
なので、クランプ式を使っている方にも保冷シートはオススメです。
ワタシはジッパー開放の空冷方法と保冷シート、そしてスマホカバーを外すという3つの対策で真夏に挑戦するつもりです。
冬場の密閉空間はスマホにとっては快適になります |
★【メリット】真冬のバッテリーダウン対策に
密閉型のポーチタイプなので、真夏の灼熱が大敵の「ナビタンクバッグ」。
でも真冬では頼もしい味方になります。ワタシは2月の寒い時期に使ってみて、そう実感しました。
その日はグロムで散歩に出て、気温は5〜6度くらい。バッグに「iPhone」を入れて、ジッパーを閉め忘れて走っていました。
走り出す前の、iPhoneのバッテリーは残り30%ほど。コーヒーを飲みに行こうとカフェまで30分ほど走りました。
カフェでスマホを見たら、なんとバッテリー残量「1%」。走行風の空冷が過ぎて、バッテリーを過剰に消費したようです。
スマホにとっては、真冬の寒さも大敵。寒すぎるとバッテリーの動作に影響が出て電気の供給が滞り、スマホが停止するんです。
だからクランプ式のスマホホルダーの場合、真冬だとスマホのバッテリーが急減してシャットダウンするケースがあるんです。
ワタシは真冬の走行風の厳しさを実感したワケですが、バッグのジッパーを閉めればバッテリーに影響は出ていません。
要するに「ナビタンクバッグ」は、真冬のツーリングでは実に頼もしい味方になるワケです。
そして逆に、真夏の走行風による空冷方法にも大きな期待を抱いています。
まとめ・メリットが勝りデメリット対策もあるスグレモノ
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ハンドルバーに装着したバッグはシンプルで目立たない |
ここまでデグナー社製「ナビタンクバッグ」について紹介してきました。
そして、ワタシが実際にグロムに装着して使ってみて分かった、
- タンクに加えてハンドルにも装着できてスマホが見やすい
- クランプ式よりもスマホに伝わる振動を軽減してくれる
- ポーチ式と同じ密閉タイプなので熱暴走対策は必要
上記の3つのメリット&デメリットを紹介&解説しました。
「ナビタンクバッグ」はスマホを密閉型のポーチに収納するバッグで、タンクのほかにもハンドルバーなどに装着できるスグレモノ。
ハンドルバーに装着するとスマホ画面は見やすいし、バイクの振動によるスマホへの影響を軽減してくれます。
ただ密閉式のポーチタイプのため、真夏の暑さで熱暴走する可能性があります。
この記事ではこれらのメリット&デメリットを紹介してきたので、
「着脱はどんな感じ? タンクに着けるからスマホの画面が見にくいんじゃない?」
「バイクの振動でクランプ式だとスマホが壊れやすいと聞くけど、ナビタンクバッグはどうなの?」
「ポーチ式は夏だとスマホが熱暴走するらしいけど、ナビタンクバッグもやばいの?」
そんな疑問がある方は、この記事を読んで疑問が解消したと思います。
そして最後に。この記事で触れなかったバッグのデメリットを2つ紹介します。
- バッグは防水加工されていないこと。そのためレインカバーが付属されています。
- バッグ内のスマホの操作性が良くないこと。「スマホ操作OK」のグローブでもイマイチで、操作の際は素手でやる必要があります。
とはいえ、ワタシ的に「ナビタンクバッグ」はメリットの方が勝っていて、デメリットへの対策方法もあるので、メチャ気に入ってます。
この記事を読んで興味を持った方は、ぜひこのバッグを試してみてください。
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