【原二ツーリング】千葉市周辺の神社仏閣〝パワスポ・バイク御朱印・歴史〟が楽しめるオススメの3スポット

2025年7月1日火曜日

原付二種

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中山法華経寺の駐車場から五重塔をのぞむ

原二バイクならではの楽しい下道で向かう名刹と神域 


ワタシが住んでいる千葉市やその周辺は、ほかの地域に負けず劣らず歴史がある都市です。


だから歴史的な由緒があるお寺神社がたくさんあって、パワースポットとして人気のある名刹も多い。


さらにはライダーたちにも人気のオートバイ神社もあるんです。


そして千葉市周辺は海と山がある地域だけに、バイクで走っていると楽しい下道もたくさん。


神社仏閣に至る道も面白い下道が多くて、ツーリングの目的地としてもバッチリなんです。それだけに、


千葉の歴史が感じられる神社仏閣にツーリングで行ってみたい


千葉市の周辺でバイクの御朱印がもらえるオートバイ神社を教えて!


千葉のパワースポットみたいなお寺や神社にバイクで行きたいんだけど…


そんな声が多いんです。


この記事では千葉市周辺の歴史がある神社仏閣で、パワースポットとして楽しめてバイク御朱印もいただけるスポットとして、


  1. 中山法華経寺 〜街中で満喫できるパワースポット〜
  2. 七百餘所神社 〜千葉で3番目に認定されたオートバイ神社〜
  3. 下総国分寺  〜奈良時代に創建された千葉の古刹〜

上記の3つのオススメスポットを紹介&解説します。


この記事を読めば、千葉の歴史とパワースポットであることが感じられてバイク御朱印もいただける神社仏閣のことが分かります


さらには愛車を走らせて、ツーリングに行ってみたくなりますよ。


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3つの神社仏閣に至る道が面白すぎる


中山法華経寺の参道。お店の前の縁台に腰掛けてひと休み

前述した通り、千葉は歴史がある都市。だから歴史と由緒がある神社仏閣がたくさんあります。


例えば、成田山新勝寺(成田市)。全国的に有名な真言宗のお寺さん。千葉県人なら初詣にかかせない名刹。


もう1つは意富比(おおひ)神社。「船橋大神宮」の通称で有名で、皇祖・天照大神が祭神の神社。


当然、歴オタで古刹・神域大好きなワタシにとって「バイクで行ってみたいなあ」と思っているスポットです。


ただ、この記事で紹介する3つの神社仏閣は、境内や神域に漂う厳か名雰囲気がメチャ素晴らしい


それに加えて、そこに至るまでの道がメチャ楽しいんです。


ワタシの愛車はホンダ・グロム原付二種のバイクで高速・有料道路には乗れないので、下道を突っ走ってます。


そして実際に3つの神社仏閣まで走ってみて、道がメチャ面白かったりキツかったり


参道のような道を走ることができたり。重いバイクならエンスト&立ちゴケしそうな傾斜のキツい細い道を走ったり。


アドベンチャー感をたっぷり味わってたどり着いただけに、神社仏閣の荘厳な雰囲気を楽しめたんです。


次項からは3つの神社仏閣について、1カ所ずつ紹介&解説していきます。


1.中山法華経寺 〜街中で満喫できるパワースポット〜


駐車場から「祖師堂」をのぞむ

★駅からの〝参道〟をバイクで走る⁉︎


中山法華経寺」は千葉県市川市中山2ー10ー1にある、日蓮宗のお寺さん。


創建は鎌倉時代で、当時の庶民から信仰を集めた「鎌倉仏教」の立役者の1人、日蓮さんが霊場として開山。


日蓮さんは生涯で4度の「法難」(鎌倉幕府の迫害や宗派間の争いですね)に遭遇。「松葉ヶ谷の焼き討ち」事件で中山に避難したそう。


その際に下総若宮(今の市川市)の領主・富木常忍公、中山の領主・太田乗明公から布教をお願いされたそうです。


日蓮さんが亡くなった後、常忍公が出家して邸宅を「法華寺」としたのが始まり。日蓮宗の大本山です。


お寺は京成電鉄京成中山駅の近くにあり、駅前からお寺までが参道になっている感じ


バイクでのルートは、千葉方面からなら国道14号を走って中山2丁目方面へ右折する感じ。


下道好きのワタシの場合、京成電鉄の側を通っている千葉街道を走っていきます。


千葉街道は1車線のためメチャ混むんだけど、両端に商店や民家が並んでいて「ザ・下道」って感じで風情がある。


京成谷津駅あたりで京成線の線路と並走する格好で、赤い京成電車がやってくるとめっちゃエモいんですよ(笑)。


そして京成中山駅の手前で右折し、駅舎を左に見て走ると中山法華経寺の「黒門」を抜けて境内入り口の「山門」へ。


細い1車線の道の両脇にはこじんまりした商店が並んでいて「この道走っていいの?」と一瞬、戸惑っちゃうほど。


お寺さんまでの参道をバイクで走る感じがして、めっちゃ楽しいんですよ!


重要文化財の「祖師堂」には荘厳な雰囲気が漂う

★広〜い境内には静けさが漂う


バイクを走らせていくと、道の突き当たりの「山門」に到着。右折して道なりに走ると左側に駐車場が見えてきます。


こちらの駐車場は無料で約100台が停められるとか。


バイクを端っこの木陰に停めると、後には国指定重要文化財の「祖師堂」と「五重塔」。メチャ写真映えするスポットです。


ここからすぐに境内を見学できるけど、せっかくだから来た道を戻って「山門」から参道を歩いてみました。


この参道がとてもいい雰囲気。正面にある五重塔を眺めながら木陰の下を歩くのが気持ちいいんです。


両脇にはお土産屋さんや商店がポツポツ開いていて、お茶を買って店前にある縁台をお借りして、ひと休み。


ひと息入れてから境内の方へ。国指定重要文化財の「祖師堂」や「法華堂」は壮大な造りで、荘厳な雰囲気が歴史を感じさせます。


境内はすごく広くて、参拝者も結構いるけどメチャ静か。緑が多くて、木々の上にひょっこり見える朱色の五重塔がキレイです。


ちょっとした大仏のような「釈迦如来坐像」や、日蓮さんが難儀しているところを救ったといわれる「鬼子母神」のお堂があったり。


ワタシは日蓮宗とは関係ないけど、ブラブラ歩いて巡っていると何か力をいただいている感じがします。


「奥の院」の滝はパワースポットとして人気

★奥の院の滝はパワースポット


中山法華経寺には、歩いて10分ほどのところに別院「奥の院」があります。


この「奥の院」には隠れたパワースポットがあると評判なんです。


駐車場に入る時に来た道に戻り、お寺の先へ進んでみました。道は緩い上りで、お寺から「奥の院」までは400〜500メートル


歩ける距離だよな」と歩いてみたら、結構汗ばんできて…。「バイクで行けばよかったな」と少し後悔してたら到着。


入り口周辺に駐車スペースはなさそう。「歩きでよかった」と安心しつつ入った境内は、木陰に覆われていてメチャ涼しい! 


そして本堂の奥に進んでいくと、ありました、上の写真)。


近くに寄ってみると結構な水量がザーッと流れていて、水しぶきが心地いい。


この滝は人工物で、流れが止まっている時があるそう。だからタイミングがよくてラッキーでした。


滝の周囲は緑が多くて、上から流れてくる水やしぶきが陽光にキラキラ光って、清涼感を満喫。


あたりにはマイナスイオンが漂っているようで、たたずんでいると気持ちがよくて癒やされる感じ。確かにパワースポット!


自宅から20キロほどバイクで走って、こんな心地いい場所があるんだとうれしくなりました。


千葉市や市川周辺にツーリングに来たら、ぜひ立ち寄ってほしいスポットですね。


2.七百餘所神社 〜千葉県で3番目に認定されたオートバイ神社〜


「七百餘所神社」はこじんまりしていい雰囲気

★荘厳な雰囲気のオートバイ神社


七百餘所(しちひゃくよしょ)神社」は千葉県八千代市村上433番地にある神社。創建は鎌倉時代だそうです。


ただ境内周辺には約1400年前の古墳があって、お社=聖域としては古墳時代(3世紀半〜7世紀初頭)までさかのぼる可能性があるとか。


当地の村上は「全国から神さまが集まる地」=「村神」という伝承があって、これが「七百餘所」の名前の由来だとか。


ご祭神は国常立尊(くにとこたちのみこと)。日本の神話で天地が誕生した際に最初に登場した神さま。


だからご利益は商売繁盛縁結び八方除け受験合格交通安全などさまざま。


そして千葉県では3番目に「日本二輪車文化協会」から認定された「オートバイ神社」でもあるんです。


千葉市の周辺にオートバイ神社ってないのかな?」と探してみたのが、ワタシが訪問したきっかけ。


千葉市のお隣の八千代市にあって、自宅からは約16キロ。千葉からは国道16号を走って「宮内」の交差点を左折していく感じ。


ただワタシは1車線の県道を使って神社に向かうルートを選択。


この県道がまた田舎道で花見川沿いを走っている。小さな商店が並んでたり、古い家があちこちにあって雰囲気がいいんですよ。


国道16号ルートなら「宮内」で左折してからしばらく走って、梨園に突き当たって右折すると、左側にお社が見えてきますよ。


バイク御朱印をいただいたら神主さんがお祓いもしてくださいました

★こじんまりしたお社は荘厳な雰囲気


「七百餘所神社」の駐車場はお社の前にあります。何台も停められるスペースはありませんが、参拝した日はワタシのグロムだけ。


ちょうどバックに鳥居がくる位置に停めることができました。


鳥居をくぐると、正面にお社。境内の広さはこじんまりしているけど、緑に囲まれて荘厳な雰囲気が漂っています。


そして、お社側から見て右に社務所と神楽殿があります(下の動画)。



こちらの神楽は地元の「神楽保存会」の人たちが継承していて、毎年1月15日と10月9日の祭礼の際に行われるそうです。

神楽舞いの内容は、島根・出雲地方の流れをくんでいるそう。タイミングを狙って見に行こうと思っています。


そして境内の近くには全長20メートルの古墳(円墳)があって、さらにご近所には前方後円墳があるそうです。


前述した通り、古墳時代のこちら一帯は「神が集まる」神聖な場所だったのかもしれません。


千葉県は全国でも1、2を争う古墳の多い県。縄文時代の貝塚も全国的に多いそうで、古代には人口が集中していた地域なんですね。


こじんまりしてるけど心地いい神域の中に、今回ワタシが参拝した目的があるんです。


バイク御朱印は全部で7種類

★バイク御朱印をいただきお祓いも


お社の横の社務所ではお守りやお札などが販売されています。そして看板には「バイカー専用御朱印」!


こちらの神主である佐藤さん、実はライダー。大型と原付を所有されていて、お休みの日はツーリングにいかれているそう。


そんな縁から「七百餘所神社」がオートバイ神社に認定されたんですね。


バイク御朱印は7種類あって、1枚(初穂料1体)500円。御朱印にはネイキッドスーパースポーツアメリカンオフ車


さらには原付二種(ハンターカブ)の絵が印刷されています。


どれにしようかな」と選んでいると、佐藤さんからあいさつをいただきました。


ワタシがチョイスしたのは1番ストリートファイター風のバイクがグロムに近いかな、と。


初穂料として500円を収めたら、佐藤さんが「バイクをお祓いしましょう」と駐車場へ。


ワタシとグロムに祝詞をあげて、お祓いをしてくださいました。ありがとうございました!


お祓い後はちょっとバイクの話。「グロムも乗っている方が多そうだから、御朱印を用意したほうがいいですかね」と佐藤さん。


グロムの御朱印ができたら最高ですね!


最後に注意点を1つ。御朱印とご祈祷は毎週金・土・日曜日と祝日に受け付けています。


くわしくは「七百餘所神社」のホームページをご覧ください。


3.下総国分寺  〜奈良時代に創建された千葉の古刹〜


「下総国分寺」の「南大門」。朱色が美しすぎる!

★聖武天皇の詔勅で創建


下総国分寺」は千葉県市川市国分3丁目20−1にある、お寺さんです。


真言宗のお寺で、創建は何と今から約1300年前の奈良時代


741(天平13)年に聖武天皇が国に平穏をもたらすため、各国(今の県ですね)に「国分寺」の建立を命じました。


要するに「仏さまのお力で国を守ってもらうから、そのために各地にお寺をつくれ」と聖武天皇が詔勅(天皇の命令)を出したんですね。


それで当時の下総国(現在の千葉北部)に建立されたのが、下総国分寺。


下総の国府(地方行政機関)が市川市(今の国府台)にあったため、国分寺も市川に建てられたようです。


こちらに参拝したのは、「道の駅 いちかわ」までツーリングに行った時。道の駅から約600メートルの距離でメチャ近かったから。


歴オタとしては「国分寺は見ておかないとダメだろ」と気合いを入れてグロムを走らせました。


ネットなどで「狭い山道でキツかった」なんて投稿があったので、覚悟はしてましたがキツかった。でも面白かった!


県道264号から右折して、車1台くらいしか走れそうにない細い上り道に入ります。


メチャ狭そうで傾斜も急のようだったので「ちょっと勢いつけて入るか」と思ったら、入り口から対向車が…。


とりあえず停止して坂道発進でのリスタートになったけど、グロムは軽くてトルクがあるので大丈夫です。


ほっそい坂道を周囲に気をつけて走るのは、アドベンチャー感たっぷり。


小高い丘を駆け上がっていく感じで道なりに進むと、下総国分寺の朱色の門「南大門」にたどり着きます。


この門の近くに駐車場があり、バイクもちゃんと停めることができますよ。


境内は掃除が行き届いていて厳かな雰囲気

★いにしえの雰囲気が漂う


バイクを停めてから、改めて南大門で一礼して境内に入りました。


お寺ではこれまで何度か消失したため、現在の本堂などは1926(昭和元)年に建築家・岸田日出刀さんの設計で建立されたそう。


それでも南大門や本堂は、壮大かつ年月の経過でヤレた感じがバリ渋!


境内は掃除がメチャ行き届いている感じで、すごく清潔でキレイ。


写真は冬に訪れたときのモノですが、青い空に美しく刈り込まれた木々が映えて心地いい。


お寺までの道を駆け上っているときは、「ずいぶん高いところにあるなあ…」と思ってました。


でも、昔は山の頂上など小高いところに神さまが降りてくる、なんて信仰があったと聞きます。


また「遺跡・遺物があったり聖域とされる土地はパワースポットで、昔の人が選んでいる」といわれています。


当時の大和で初めて国がお寺を建てることが決まった時点で、神聖な雰囲気が漂う場所が選定されたんでしょうね。


さらに小高い土地なら地盤がしっかりしていて、天変地異や戦乱の影響も受けにくいという理由があるかもしれません。


こちらの境内を訪問して、改めて「パワースポットなんだな」と感じました。


「国分寺跡」を告げる看板

★「国分寺跡」に改めていにしえを感じる


下総国分寺は、天平当時のお寺があった位置とほぼ同じ場所に建てられています。


だから境内には「国分寺跡」という看板が立っていて、かわいらしいタヌキの置物が添えられていました。


境内にある案内には、当時のお寺は金堂と塔が東西に並ぶ法隆寺式」の配置だったそう。


そして、聖武天皇が奈良の東大寺の大仏を造立した際に、プロジェクト責任者を務めた行基大僧正が下総を訪問。


行基さんが自らお寺のために瓦を焼いたという伝説があります。


さらには平安時代初期(794年〜)に活躍した真言宗の開祖、弘法大師・空海さんも当地を訪れたとか。


その際に、大乗仏教(すべての人を救う思想)の三輪宗の一派だったお寺は、真言宗に改修されたなんて言い伝えもあるんです。


行基さんは、当時の朝廷から迫害されながらも人々を救うための慈善事業なども行い、国家プロジェクトの長にも抜擢された名僧。


そして空海さんは中国の唐で学んだ真言密教を広めた開祖。唐で身につけた土木や治水などの知識と技術で世の中に貢献したスーパースター。


2人の名僧の事績を振り返りつつ、「下総国分寺はいにしえを感じることができて、パワーがもらえるスポットだな」と。


改めてそう感じました。またツーリングで訪問したいと思います。


まとめ・面白い下道でたどり着く素敵な神社仏閣を楽しもう


「七百餘所神社」でいただいたバイク御朱印

ここまで、千葉市周辺の歴史がある神社仏閣について紹介してきました。


そして、特にパワースポットとして楽しめてバイク御朱印もいただけるスポットとして、


  1. 中山法華経寺 〜街中で満喫できるパワースポット〜
  2. 七百餘所神社 〜千葉で3番目に認定されたオートバイ神社〜
  3. 下総国分寺  〜奈良時代に創建された千葉の古刹〜

上記の3つのオススメスポットを紹介&解説してきました。


千葉には歴史的な由緒があるお寺や神社がたくさんあって、パワースポットとして人気のある名刹も多い。


さらにはライダーたちにも人気のオートバイ神社もあります。


神社仏閣に至る道も面白い下道が多くて、ツーリングの目的地としてもバッチリ。


特にこの記事で紹介した3スポットは格別です。


記事を読んで、千葉の歴史とパワースポットであることが感じられ、バイク御朱印もいただけることが分かったと思います。だから、


千葉の歴史が感じられる神社仏閣にツーリングで行ってみたい


千葉市の周辺でバイクの御朱印がもらえるオートバイ神社を教えて!


千葉のパワースポットみたいなお寺や神社にバイクで行きたいんだけど…


なんていう人にはピッタリの神社仏閣なんです。


ぜひバイクを走らせてみてください。面白い下道を走るので、ツーリングも楽しめますよ。


当ブログでは他にもバイクライフに役立つ記事を公開しています。ぜひお読みください。


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