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ハンターカブは原付二種で人気のアウトドアバイク |
原付の手軽感を楽しみつつ制限と不安感さから解放される
ワタシは原付50CC(一種)のMT車「ホンダ・エイプ」を中古で購入。リターンライダーとしてバイクライフを楽しんできました。
50CCは手軽だけど、そのうち物足りなくなってきた。そして怖くなってきた。
50CCに課せられている速度や右折の制限はストレスになる。速度が遅いから車の流れが怖いし、危なく感じてきたんです。
50CCにそんな思いを抱いているのはワタシだけじゃなくて、
「50CCは30キロの速度制限や二段階右折とか制約が面倒。公道でも車の流れに乗れなくて怖いんだよなあ」
そんな声がたくさんあるんです。
原付の手軽感を楽しみつつ、速度&右折の制限から解放されて公道で怖い思いをしない方法はないの?
悩んだ末にワタシが実際にチョイスしたのが、50CCから上のクラス「原付二種」=へのステップアップでした。
ワタシだけじゃなく、原付二種への乗り換えを検討している人も多くて、
「バイクはどんな車種があって価格はどれくらいなの? 」
「バイクにかかる費用や運転免許はどうなるの?」
なんて悩んでいる方もたくさんいるんです。
ワタシは原付二種が乗れる免許を取得して125CCバイクに乗り換えたんですが、マジで快適!
この記事では、原付二種にステップアップしてワタシが実際に感じた魅力=メリットを紹介。
- 二段階右折の義務がなく制限速度は60キロだから車の流れに乗れる
- 燃費が良くて、維持費も原付一種とそれほど変わらない
- 125CCは世界的に需要があって車種が増えている
- 小型自動二輪免許は条件次第で10万円前後で取得できる
上記の4つのメリットについて紹介&解説。一方で原付二種に乗り換えることで生じるデメリットも説明します。
この記事を読めば、50CCに物足りなさや不安を感じている方や原付二種への乗り換えを考えている人は参考になりますよ。
ワタシが原付二種へのステップアップを決めた理由
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エイプは乗っていて楽しいバイクでした |
★二段階右折はケースによって混乱してしまう
原付の魅力は、何といってもお手軽&お気軽感です。
50CCクラスは軽くて運転や取り回しがカンタン。「ちょっとコンビニまで」なんて時もチョイ乗りできるのが便利で楽しい。
燃費がよくて税金や保険など金銭面での維持費も安いからおサイフに優しい。
でも、そんな50CCバイクの魅力より、現在の交通ルール&事情の厳しさが上回っている。
これが、ワタシが原付二種へのステップアップを決めた理由です。
車がビュンビュン飛ばしていく公道の左端を制限速度の30キロで走るのは、メチャ怖い。
車や大きなトラックが、バイクからスレスレの距離で追い抜いていく。事故りそうで命の危険を感じます。
二段階右折も十字路なら手順が分かるから問題はないけど、T字路の場合は頭が混乱しそう。
T字路では右折方向へ転回した後、バイクが信号が青に変わるまで待機する場所がないケースがあるんです。
どこで待てばいいのかわからないし、待機場所がないと直進してくる車に引っ掛けられる可能性が高い。メチャ危ない。
怖いからといって近所の道だけ走るなら、バイクを持っている意味がない。でも乗りたい…。
★ボアアップは知識と技術が必要
そんな不満や不安を解消する方法として、エンジンを50CCからボアアップする選択肢があります。
バイク用品メーカーからボアアップのキットが発売されていて、価格も1万円からあったりしてお手ごろ。
実際にキットを購入して、51CC〜80CCなどにボアアップして原付二種に登録している人がたくさんいます。
キットには説明書もついていて分かりやすいそうです。でも、自分でやるならある程度の知識や技術が必要です。
またキットをエンジンに組み込むことができても、エンジンがしっかり仕事してくれるようにセッティングが必要。
バイクをいじるのが好きな人なら、たまらなく楽しい作業です。でも「気軽に乗りたい」なんていってるワタシができるのか?
「じゃあバイク店にお願いしようか」と思っても、持ち込みバイクを作業してくれる店はなかなかありません。
バイクを買った店でも断られることが多いようです。
それなら普通二輪免許を取って、125CCバイクに乗り換えよう。そう思ったんです。
1.二段階右折の義務がなく制限速度は60キロだから車の流れに乗れる
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原付二種の中でモンキー125は乗りたい候補 |
★原付50CCで感じたストレスや不安が解消
50CC〜125CCまでの原付二種バイクは、右折レーンでの右折ができて、公道での制限速度は60キロ。
原付一種から原付二種に乗り換える上で、「二段階右折」と「制限速度30キロ」からの解放は最大のメリットです。
何しろ「原付二種に乗り換えよう」と決意した最大の理由ですからね。やっぱりストレスから解放されます。
前述しましたが、二段階右折は十字路ならまだしも、バイクの待機場所がないT字路は生命の危機すら感じてしまいます。
原付二種バイクでの右折は、車と同じ。右折レーン(一車線なら右寄り)に入って信号前で停車。
信号が青になったら対向車線の直進車や横断歩道の歩行者に注意して右折します。
車に乗っている人なら同じ作業。余計な動作がないから安心、ストレスフリーです。
制限速度も60キロまで。公道で決まっている速度を守る義務がありますが、車の流れに乗ることができます。
車に乗っている人にとっては当たり前の話ですが、50CCクラスからステップアップした原付ライダーにはメチャうれしい!
道路の左端を30キロで走っていて、いつ後ろからあおられるか、車に引っ掛けられるかビクビクする必要がなくなりますからね。
★制限からの解放にひそむデメリット
原付二種では速度と右折の制限がなくなり、公道の流れに乗ることができるのがメリット。
車の運転経験があって、原付二種に乗ろうという人にはうれしい限りです。
でもあまり車を運転しない人やバイクの運転経験がない人、特にMT車に不慣れな方はちょっと怖いかもしれません。
①MT車の加速はコツが必要
制限速度は60キロまでOKで車の流れに乗ることができるけど、原付二種は車と比べて加速では勝てません。
公道の流れに乗る上でスクーターは比較的に加速力があってラクですが、MT車の場合はアクセル&クラッチワークが必要。
低速トルクがある車種もあるけど、1〜2速で加速して流れに乗るにはアクセル&クラッチワークが大事なんです。
これがうまくないと後ろの車にあおられたりして焦ったりします。
車のドライバーにとっては一種も二種も関係なく「イライラする原付」と感じるようです。
公道の制限速度で流れに乗って走っていても、あおり気味にギリギリの車間で追い抜いていく車がけっこう多いんです。
②右折時もアクセル&クラッチワークが必要
右折の場合、2車線以上の道路では車線変更して追い抜き車線や右折レーンに進入します。
このケースでも右側の車線の流れに乗るためのアクセル&クラッチワークが必要になります。
交差点での停止状態から右折のために発進する際も、クラッチワークができないとエンストします。
車が後ろで待っているから慌ててしまったり、エンスト直後にバランスを崩して転倒=立ちゴケするケースもあるんです。
★注意したい右直事故
最近、バイクと車で多発している右直事故にも気をつけたいところです。
交差点の信号が青のため直進したバイクが、右折する車と衝突する事故。
これは車と比べてバイクが小さいことが原因とされています。
バイクが40キロで走っている場合、バイクが小さいため40キロで走っている車よりも遅く感じるギャップです。
車のドライバーが「バイクはまだ向こうにいるな」と思って右折すると、バイクが目の前まで来ている…というワケ。
このギャップが原因の事故は、交差点以外でも発生しています。
例えば道路沿いにあるコンビニなどから車が道に合流する際に発生するケース。
車のドライバーは当然、右側からの走行車が来ているか確認します。でもバイクは車と比べて速度が遅く感じられる。
そのため道路に合流した車の横にバイクが衝突する事故が多いんです。
原付二種は公道の流れに乗ることができるけど、こうした事故に遭遇する可能性があるというデメリットも注意する必要があるんです。
このデメリットを解消してステップアップした原付二種を楽しむには、運転技術を磨く必要があります(後述)。
2.燃費が良くて、維持費も原付一種とそれほど変わらない
原付バイクに乗るメリットの1つに、燃費の良さがあります。
原付一種なら平均燃費は1リッターあたり50〜70キロ(カタログ値、30キロ走行時)。
長距離を走ったり、スピードを出すなど乗り方によりますが、実走値はカタログ値の5〜6割とされています。
そしてMT車の方がスクーターより燃費が良いともいわれています。
「燃費王」でギアがロータリー式のホンダ・スーパーカブなら105キロ(カタログ値、30キロ走行時)!
スクーターではホンダ・ジョルノやヤマハ・ジョグが80キロ(同)。
MT車ではホンダ・エイプ(ワタシの愛車)が93キロ(同)といった感じ。
じゃあ原付二種に変えたら燃費は悪くなるんじゃない? そう思う方が多いと思います。
原付二種の平均燃費は1リッターあたり30〜40キロ(カタログ値、60キロ走行時)。確かに原付一種と比べたら数値は下がります。
原付二種の対象は排気量51CC〜124CCと幅広い。排気量が増えるのに比例して車重も増えていくからです。
でも数値は60キロ走行時。公道での車の流れに乗った速度での数値と考えれば、燃費は悪くない。
それどころか車種によっては原付一種以上に燃費の良いバイクがたくさんあるんです。
★驚異の燃費70キロ!
125CCスクーターでは、ヤマハ・アクシスZが58キロ(カタログ値、60キロ走行時)。人気のホンダ・PCXが55キロ(同)。
やはり人気のスズキ・アドレスVが52キロ(同)といった感じ。
そして「燃費王」のスーパーカブ(C125)は、125CCになっても驚異の70キロ(同)!
125CCのMT車も負けていない! 原付二種として復活したホンダ・モンキーは70・5キロ(同)。
ミニバイクでスポーツタイプのホンダ・グロムなら66・3キロ(同)といったところ。
ここまで紹介したバイクは車重が100〜110キロ。さらに140キロ前後の車種も燃費が悪くない!
スズキの本格スポーツタイプのGSXーR125なら45・8キロ(同)。ホンダ・CBR125Rは52・5キロ(同)。
2023年秋に125CC戦線に参戦したヤマハのXSR125が60キロ(同)。
原付一種と比べて車重や全長が大きくなっても、この燃費はスゴすぎる!
特に原付一種MT車は新車がなく、燃費的にも落ちている中古車ばかりなことを考えれば原付二種への乗り換えはアリだと思います。
★維持費はそんなに変わらない
「原付二種に乗り換えたら、お金はどれくらいかかるの?」。ステップアップを検討している人なら、気になるところです。
原付二種の新車スクーターの価格の相場は、110CCクラスで21万円から。125CCモデルなら26〜32万円といった感じ。
さらにMT車の125CCモデルの新車だと39万円〜50万円といったところ。
中古の場合はスクーター、MT車を含め平均23万円とされています。
ちなみに原付一種の新車スクーターの平均価格は10万円〜20万円。MT車(中古)は10万円台〜80万円前後(モンキーです)!
購入後の維持費も原付一種と比べて、それほど変わらない感じ。ここでは加入必須の保険の事例をあげます。
【自賠責保険】バイク購入者が絶対に入らなければいけない、対人が対象の保険。原付一種も二種も同じ。
1年=7070円、2年=8850円、3年=1万590円(沖縄県と離島地域を除く)。
【任意保険】自賠責ではカバーしていない部分の補償をしてくれる保険。対人&対物、自損など。最近では加入が推奨されています。
加入者の年齢や車種、補償内容によって違ってきますが、価格の相場は原付一種・二種とも年間2万円〜約7万円といったところ。
ちなみに車の任意保険に加入している場合は「ファミリーバイク特約」に入ることができます。
125CCまでの原付なら加入が可能。補償内容が対人もしくは自分自身と人身に限られますが、相場は年間1万円〜3万円。
メンテナンス代は排気量や車種によって変わってくるので、この点で原付一種と二種の差が出てくるのがデメリットといえます。
ただトータルの維持費でみれば、原付一種と比べて二種の費用がトンでもなく高くなるということはなさそうです。
3.125CCは世界的に需要があって車種が増えている
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KTMのDUKE。欧州車はデザインが素敵です |
★MT車は選択肢が増えている
125CCクラスは欧州やアジア圏など世界的に需要があって、車種も豊富です。
特に欧州=EUでは125CCクラスに乗るために必要な免許を、17歳から取ることが可能(50CCは16歳から)。
若い人たちが日本の原付感覚で乗って、年齢ごとにクラスが上のバイクにステップアップしていく感じ。
しかも免許制度が欧州=EUで統一されている。広大なEU圏だけに、バイクの市場もメチャ大きい。
でもバイクが上のクラスになるにつれて、任意保険が高くなる(年間30万円になるケースも!)。
だから価格的にお手ごろで、免許も取りやすい125CCクラスが多いそうです。
それだけにEU圏のメーカーは125CCクラスに本腰。特にMT車のラインナップがそろってます。
オーストリアではKTMのDUKE125(上の写真)。イタリアならベネリのTNT125。
スウェーデンではハスクバーナのスヴァルトピレン125など。みんなデザインがめっちゃカッコいい!
スペインの新興メーカー、レオンアートはクルーザー(アメリカン)タイプの125CCのラインナップがズラリ。
これらのメーカーのバイクは日本にも進出中で、価格は50万円〜70万円が相場。
海外バイクは125CCのMT車の選択肢が増えているんです。
★日本市場ではヤマハ、カワサキが攻勢中
これまでの日本の原付二種、特に125CCのMT車市場ではホンダが独り勝ちといった感じでした。
MT車ではCBR125R、グロム、モンキー125。
ロータリー式も含めたらダックス125、スーパーカブ、超人気なハンターカブ。110CCならクロスカブ。
独り勝ち状態のホンダに対して、スズキが大人気車のGSXーR125とGSXーS125で対抗する図式でした。
この図式に攻勢をかけたのがヤマハ。アジア圏で展開していた125CCMT車を、日本仕様にして導入。
スポーツタイプのYZFーR125、ネイキッドのMT125とXSR125。2023年に入って順次発売されているんです。
カワサキも2024年モデルとして、欧州向けに2台の125CCMT車を2023年8月に発表。
Ninja125とZ125。いずれもカワサキが誇るスポーツバイクシリーズの125CC版。
欧州仕様で日本での発売は未定のようですが、逆輸入車として人気が上がりそう。
ヤマハ、カワサキの逆襲で、125CCのMT車市場は熱くなってるんです。
★2025年に登場する?「新原付一種」
「原付一種じゃ物足りない」という方の選択肢として、もう1つ増えそうなのが「新原付一種」。
現行の原付一種は、現在の排ガス規制の規制値をクリアできないという問題に直面しています。
業界は125CCエンジンをパワーダウン(デチューン)して、原付免許でも乗れる「新原付一種」を作ろうとしているんです。
これまでメディアで報じられたところによると、デチューンされた試作車として名前があがっているのは、
PCX、スーパーカブC110、CBR125Rなど。スクーターとMT車が含まれています。
メーカーはもちろん警察・公安当局も「新原付一種」には本腰を入れていて、2025年11月には登場する方向です。
ユーザーの一部では「新原付一種なら125CCだからスピードも出せる!」「原付免許で125CCバイクに乗れる!」なんて期待の声があります。
でも、この期待は空振りに終わりそうです。
「新原付一種」の制限速度は30キロ、二段階右折も必要。原付一種ユーザーを悩ます制限は維持される方向のようです。
原付一種に「速度が遅すぎて怖い」といった不安や不満がある方は、原付二種へのステップアップを検討した方がよさそうです。
4.小型自動二輪免許は条件次第で10万円前後で取得できる
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教習での8の字走行。最初は怖かったなあ |
★原付二種に乗るための必要な免許は?
原付二種のバイクに乗るためには、当然ながら免許が必要です。
「同じ原付でしょ?」といっても、原付免許では乗れません(笑)。
50CC以上のバイクに乗るには、普通自動二輪以上の免許を取得する必要があります。
参考までに、バイクの運転免許の種類はどうなっているのかというと、
- 【原付】50CC以下、MT車とAT(オートマ)車を含む。
- 【小型AT限定普通自動二輪】125CC以下。AT車のみ。
- 【小型限定普通自動二輪】125CC以下。MT車とAT車を含む。
- 【AT限定普通自動二輪】400CC以下。AT車のみ。
- 【普通自動二輪】400CC以下。MT車とAT車を含む。
- 【AT限定大型自動二輪】400CC超。AT車のみ。
- 【大型自動二輪】400CC超。MT車とAT車を含む。
上記の7種類。そして原付を除く6つの免許を取る方法は2つ。
- 自動二輪コースがある自動車教習所を卒業して各地の運転免許センターなどで学科試験を受験
- 各地の運転免許センターなどで学科試験と技能試験を受験
1は教習所の卒業試験に受かれば、免許センターでの技能試験は免除。学科試験のみになります。
2は、いわゆる一発試験。費用は6100円(受験料2600円、試験車使用料1450円、免許証交付料2050円)。
試験に合格した際は、取得時講習受講料(大型1万6650円、普通1万6200円)が必要です。
「普通二輪なら計2万2300円で免許が取れるの ⁉︎」とオイシイ感じがします。
でも学科は問題集などで勉強できるけど、技能は難しくて合格率5%と狭き門…。
何度もチャレンジして合格したけど「教習所に通った方が安かった…」なんて人も多いそうです。
★教習所なら最短2日で小型ATコースが終了
一発試験を受ける場合、学科は問題集で対応できるけど技能はメチャ難しい。
どんなコースを走るのか確認することはできる。でも、実際にコースの課題を体験しないと太刀打ちできない…。
そんなワケで自動車教習所に通う人が多いようで、ワタシも小型限定普通自動二輪免許を取得するために教習所を選択しました。
自動車教習所のバイクコースは3種類(ATとMTで分けると6種類)。そして各種でかかる費用(技能+学科料金、消費税抜き)の相場は、
- 小型(AT、MT)が約13〜14万円
- 普通(AT、MT)が約16〜17万円
- 大型(AT、MT)が約28万円
そんな感じ。AT車の方がMT車より1万円ほど安いです。
また普通自動車免許を持っていれば、26時間の座学が必要な学科が1時間のみに免除されます。
だから費用は約6万円ほど安くなる。6つの免許コースの中で最安の小型ATなら、9万円前後になるケースもあるんです。
また6コースの中で最も時限(課題)が少ない小型ATの場合、最短2日で教習を終了することが可能。
1日あたり第1段階が3時限まで、第2段階が4時限まで教習を受けることができるからです。
小型ATの最短時限数は、技能では第1段階「3」、第2段階「5」。学科が「1」。
1日目で第1段階3時限+第2段階1時限、2日目で第2段階4時限。教習所が空いていれば2日間で終了できるんです。
★教習のデメリットは?
小型ATなら最短2日、費用も最安で9万円前後。安全運転のための技能を教えてもらえる教習所で免許取得を目指すのはメリットが多くあります。
ただ実際に通って感じたデメリットもあります。
まずは〝最短2日&最安9万円〟で教習を終了するのはちょっと難しいかな、と(苦笑)。
ワタシが教習所に通っていた時期は、新型コロナ禍でのソーシャルディスタンスが盛んなころ。
通勤時の満員電車などでの密を避けるため、バイク通勤が見直されていたころ。だからけっこう混んでました。
さらに春・夏・冬休みの時期だと、長期休みを利用して免許を取ろうという学生さんが増えてくる。
一方、ワタシも仕事の兼ね合いから通学できる日が限られる。予約を取るのが大変で、ある月は2回しか行けなかったり。
最短2日はホント、タイミングが合えばという感じです。
技能の方では、実際にやってみると難しい課題がたくさんありました。
MT車の場合、初心者の方ならクラッチワーク。これができないとバイクはエンストして動かない。慣れるまで大変です。
ワタシは原付MT車の経験があったけど、オッサンなので習ったことを吸収するには時間がかかる。125CCは勝手が違いました。
一方のAT車。「クラッチワークがないから楽じゃない ⁉︎」と思う人が多いと思います。
でも車種や排気量によって車体が大きいバイクもあって、クランクやS字などのカーブや転回走行がけっこう難しい。
AT車の教習車はスクーターですが、タンクがないのでニーグリップができなくて一本橋で苦戦する人が多いようです。
「MT車とAT車なら、どっちが楽に免許が取れる?」なんて質問が多いけど、どちらも一長一短で難しいところ。
自分がバイクを使う用途や乗りたいバイクを考えて、選択した方がベストです。
ワタシはMT車が好きで乗りたかった。でもオッサンで重たいバイクはキツい。
原付一種の制限から解放されて、原付二種でトコトコ走りたいなと思って小型MTの教習を受けました。
まとめ・原付をより楽しめる二種はメリットがたくさん
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ホンダのPCX。スタイルがカッコいい |
ここまで原付一種から原付二種にステップアップする魅力について紹介してきました。
そしてワタシが実際に原付二種に乗り換えて感じたメリットとして、
- 二段階右折の義務がなく制限速度は60キロだから車の流れに乗れる
- 燃費が良くて、維持費も原付一種とそれほど変わらない
- 125CCは世界的に需要があって車種が増えている
- 小型自動二輪免許は条件次第で10万円前後で取得できる
上記の4つのメリットについて紹介&解説。一方で原付二種に乗り換えることで生じるデメリットも説明しました。
この記事を読めば、原付の手軽感を楽しみつつ速度&右折の制限や公道での恐怖感から解放される方法が分かる。
原付二種の車種や価格、維持などにかかる費用や必要な運転免許についても分かります。だから、
「50CCは30キロ制限や二段階右折とか制約が面倒で、公道でも車の流れに乗れなくて怖いんだよなあ」
「バイクはどんな車種があって価格はどれくらいなの? 」
「バイクにかかる費用や運転免許はどうなるの?」
なんて悩んでいる方にはピッタリです。
50CCに物足りなさや不安を感じている方や、原付二種へのステップアップを検討している人には参考になりますよ。
ワタシは小型MT限定免許を取得して125CCバイクに乗り換えました。
教習所での教習はメチャ苦戦。オッサンになる=年をとると、こんなに頭や体の覚えが悪くなるんだ…と痛感しました。
だから教習所の卒業検定をパスして免許を取得できた感動は忘れられない。
そして苦労して手にした125CCバイクは、メチャ快適で最高ですよ !
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