【原二ツーリング】「千葉・九十九里浜」田舎の風情が漂う下道ルートと長〜い海岸線&海の幸が楽しめる3つの魅力

2026年10月1日木曜日

原付二種

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「海の駅 九十九里」の看板前で

〝千葉らしさ〟が漂う下道を走って日本最大級の海岸を眺めに行く


千葉県は3方を海に囲まれ、県中央・南の房総半島は山々が鎮座。豊かな自然に恵まれたところです。


だから、バイク乗りにはぴったりなツーリングスポットがたくさんあります。


そして「バイクで海を見に行きたい!」という方なら、ぜひ愛車を走らせてみてほしいポイントもたくさん。


特に「千葉の海で長〜い海岸線を楽しめるツーリングスポットを探しています」という方にオススメなのが、九十九里浜。


千葉県東部に位置する砂浜海岸で、太平洋に面しています。名前の「九十九里」のごとく長〜い海岸線が続き、長さは日本最大級なんだとか。だから、


「九十九里浜までのルートって、どんな感じ⁉︎ 景色はいいの?」


「九十九里浜の地元グルメを味わってみたい!」


そんな声もたくさんあるんです。ワタシも自宅のある千葉市から九十九里浜まで、125CCの愛車グロムを走らせています。


グロムは原付二種なので、ルートは当然ながら下道になります。でも千葉の田舎っぷりと風情が楽しめる道でメチャ楽しい!


この記事では、下道で向かう九十九里浜へのツーリングの魅力として、


  1. 県内を東西に横断する大網街道は千葉らしい風情が楽しめる
  2. 「海の駅 九十九里」で地元の海の幸を味わうことができる
  3. 片貝海岸で素晴らしすぎる180度の海岸線を展望できる

上記の3つの魅力について紹介&解説します。


この記事を読めば、九十九里浜の特徴はもちろん、目的地までの下道ルートの楽しさが分かります。


また九十九里の地元グルメである〝海の幸〟のことも分かります。


何よりも、すぐに愛車にまたがって九十九里浜までツーリングに行きたくなりますよ!


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千葉・九十九里浜について

この記事で紹介する九十九里浜(千葉県九十九里町)は、千葉県東部に位置しています。


太平洋に面している砂浜海岸で、銚子に近い刑部岬から外房中南部の太東岬まで続いています。


名前の由来は、鎌倉幕府を開いた源頼朝の命令で、海岸の1里ごとに矢を立てさせたら99本に達したという伝承が有力。


鎌倉当時の1里は約660メートルとされていて、99本で約6万5000メートル。


現在で実測されている九十九里浜の長さ約66キロとほぼ同じ。この距離、日本最大級なんだそうです。


九十九里の海は北上する黒潮の到達点といわれていて、さまざまな海の生物も集まるところ。


スナメリ(小イルカ)、セミクジラやコククジラ、ニホンアシカ、シロチドリなどの鳥類も生息しているそう。


当然ながら魚介類が豊富で、特にイワシやアジ、ハマグリなどが有名。だから、九十九里浜周辺には海の幸を提供するお店がたくさんあります。


東京や千葉から九十九里浜に向かうルートとしては、千葉東金道路に乗って山武成東ICで降りる有料道路コース。


もう1つは、国道128号や県道20号などを突っ走る下道ルート。


この記事では、九十九里浜までの下道ルートをひたすら走ったワタシのツーリング行を紹介します。


県道20号〜県道83号で千葉市や大網白里市を抜けて九十九里町へ。さらに海岸と並走する県道30号を駆け抜けるルート。


これが千葉の田舎っぷりと風情が感じられて、けっこう楽しいんですよ!


1.県内を東西に横断する大網街道は千葉らしい風情が楽しめる


さあ、グロムで出発だ!

★千葉の東部へ向かう街道


今回紹介する九十九里浜へのルートは、千葉県を西から東へ横断する「大網街道」がメインとなります。


大網街道は、国道357号の交点(千葉市中央区神明町)から始まり、国道128号の交点(大網白里市仏鳥)まで続く道。


今回のツーリングでは、ワタシが住む千葉市内の自宅からスタートして国道357号下り方面を疾走。


蘇我をすぎてちょっと走ったところ(中央区神明町)で、357号の左側を走っている県道20号へ突入。


この県道20号が大網街道(千葉大網線)と呼ばれています。そしてこの道が、千葉の田舎っぷりを楽しめて最高なんですよ!


まず、千葉の中央部を横断して太平洋側に到達するJR外房線と並走するように続くのが楽しい。


両端には大手スーパーの建物が入ったショッピングモールがあるかと思えば、昭和の頃から続いているような個人商店が並んでいる。


建物が少なくなって視界が開けてくると、グロムは小さな森の横を通り過ぎていく。


さらには、田んぼや畑もチラホラ出てきては通り過ぎていく。


次第に前を行く車の数が少なくなってきて、法定速度で走っていてもメチャ気持ちがいい。


日ごろ目にしている自宅の周辺や職場近くの道とは違う、非日常の世界を駆け抜けているように感じます。


「ああ、ツーリングしてるなあ!」と気分がブチ上がってくるんですよ。


★九十九里浜を並走する県道30号


県道20号を道なりに走っていくと、やがて大網白里市内に入ります。


大網白里市の仏鳥周辺で県道20号は県道83号に合流。そのまま突っ走っていくと、どんどん視界が開けていくんです。


両端の建物が少なくなり、見上げると空がどんどん広くなってくる。走っていてメチャ気持ちがいい! 楽しい! 


まだ海は見えてこないけど、青い空が広がって少しずつ太平洋に近づいている感じがしてきて、気分がブチ上がってくるんです。


ひたすらグロムを走らせていると、「白里海岸入口」の交差点へ。ここを左折して県道30号に入っていきます。


ちなみにこの交差点では「九十九里有料道路」(後述)の看板が見えます。交差点をまっすぐいくと、この有料道路の「白里IC」があります。


県道30号の通称は「九十九里ビーチライン」。「九十九里有料道路」をのぞけば、最も海岸線に近い道路です。


とはいえ、海岸線からは離れているので海は見えない(苦笑)。


でも、道の両端には九十九里の海の幸を販売する土産物店や魚介料理店が並んでいます。なので地元グルメを味わう店に困ることがなさそう。


その建物が切れた横道からは、青い海と空がチラチラ見える。「おっ、海が近いな!」とウキウキしてきます。


フルフェイスのヘルメットの中に入ってくる潮の香りを楽しみながら走っていくと、目的地の片貝港が見えてくるんです。


海を横目に一本道を疾走(画像はGeminiで生成)

★125CC以上なら「九十九里有料道路」へ


今回のツーリングでは愛車グロムが原付二種のため、ルートは下道オンリーになりました。


ただバイクの排気量が125CC以上なら、「九十九里有料道路」はぜひ走ってほしいルートです。


こちらの有料道路は外房上部の千葉県長生郡一宮町から九十九里町まで続く、17.2キロの一本道。


並走する九十九里浜を横に眺めながら、ひたすら一本道を突っ走ることができるんです。


この有料道路はたくさんのバイク乗りが訪れていて、多くのバイク系ユーチューバーたちが動画を投稿しています。


その映像を見るたびに「いいなあ、うらやましいなあ」と。だって、グロムじゃ走れないから(苦笑)。


ワタシ的には、バイクで高速道路を使ってのツーリングはうらやましいことじゃないんです。


基本的に、40~50キロほどの法定速度内でトコトコ走ることが好きなもので(笑)。


でも、この「九十九里有料道路」に関してだけは125CC以上の排気量バイクがうらやましい!


だって海を横目に眺めながら約17キロも続く一本道を楽しめる道路なんて、そうそうないですよ。


天気がよければ、ホント最高なツーリングを楽しめる。九十九里浜にツーリングで来たら、ぜひ走ってみてください。


2.「海の駅 九十九里」で地元の海の幸を味わうことができる


「海の駅 九十九里」は人気スポットです

★漁港に隣接する海の駅


グロムが片貝港に近づいていくと、看板と大きな建物が見えてきます。


「海の駅 九十九里」(山武郡九十九里町小関2347ー98)。こちらが今回のツーリングでの目的地の1つです。


こちらは、全国各地にある「道の駅」や千葉県内などで展開中の「房の駅」の〝海版〟といえるでしょうか。


運営母体(指定管理者)は「株式会社クリエイティブエイト」さん。2015年4月に開業した観光・商業施設です。


駐車場は普通車130台、大型車9台分が停められる十分なスペース。駐輪場もあって、しっかりバイクを停めることができます。


ただ、駐車場とは別の位置。建物の正面から見て左端。おそらく10数台の駐輪が可能と思われます。


この駐輪場が施設への進入口にあって、初訪問のワタシは見逃してしまった。なので記事トップ写真の看板の前に停めてしまいました。


先着のホンダ・レブルがあったので、「ここに停めても大丈夫そうだな」と思っちゃったんですね。


まあ施設側からは怒られなかったけど、広々した駐輪場があるので次からはしっかり停めたいと思います。


さて「海の駅~」ですが、こちらも「道の駅」や「房の駅」と同様に入場は無料。トイレも無料で使うことができます。


建物の中や外にたくさん自販機があり、建物周辺にはベンチもある。飲みものを買って、ベンチで休憩もアリです。


館内は、九十九里の名産であるイワシなど〝海の幸〟がズラリ。地元産の新鮮野菜もたくさん並んでいます。


面白いのは「いわし資料館」。名産のイワシと漁師さんの歴史的な資料が展示されていて一見の価値アリですよ。


正面入口から見て館内1階の左側のスペースに展示品が広がっていて、無料で見学することができるんです。


「なるほどなあ」と展示資料を眺めていたら、おなかがすいてきたので2階のフードコートへ向かいました。


★九十九里の海の幸を堪能


「海の駅~」2階のフードコートは、3つのお店が営業しています(2026年10月時点)。


1店目は『ずっと蕎麦に…』。店名の通り、お蕎麦がメインのお店です。


こちらのお蕎麦は九十九里産の海の幸が具になっていて、オススメは「はまぐり蕎麦」。


地元産ハマグリの出汁がきいたツユは、マジで絶品で大人気。ほかにもシラスやマグロがふんだんに乗ったドンブリも人気です。


2店目は『鰻の成瀬』。こちらは養殖したウナギと、国産ウナギがリーズナブルなお値段で食べられるチェーン店。


ワタシが住んでいる千葉市内にも数店舗あって、お安いのでときどきお世話になっています。


うな重の並(梅)が1900円(税込み)から食べられます。「リーズナブルにウナギを食べたい!」という方にはオススメ。


ワタシが入ったのは『わたしの店』。九十九里の新鮮な魚介類を提供しているお店です。


テラス席もあるので、天気が良くて暖かい日はコチラで食べた方がいいかも。


ワタシは九十九里名物のイワシ(刺身)と〝房総の代表的な味〟といっていいアジ(フライ)が楽しめる定食(税込み1350円)をチョイス。


取れたてで新鮮なイワシの刺身と、肉厚でジューシーなアジフライがウマすぎ!


訪問した日は寒くて、ツーリングで体が冷え気味でした。でもあったかゴハンとお吸い物が体を温めてくれて完全復活できました。


何といっても、地元で水揚げされたイワシは新鮮でアブラもいい感じでのっていて、とてもおいしかったです。


「とれたていわしの刺身とアジフライ定食」めちゃウマ!

★片貝漁港の寂寥感が旅心をくすぐる


おなかがいっぱいになって体も温まったところで、目の前にある片貝漁港をブラブラとそぞろ歩き。


『わたしの店』の窓から見える漁港の雰囲気がよさそうなので、腹ごなしにブラブラ歩いてみたんです。


おそらく未明からの作業が終わったのか、昼下がりの漁港には人影がまばら。何だかさみしい感じ。


数隻の漁船が、午後の陽光でキラキラ光る海に漂っていました。


青い空からはカモメの鳴き声が聞こえてきて、時間がゆるやかに過ぎていく。


漁港には寂寥感が漂っていましたが、そのさみしさが非日常的。「ああ、バイクで遠いところに来たなあ」と旅情がわいてくるんです。


しばらく漁港の周囲を歩いてから、ワタシは駐輪場まで戻ってみました。


バイクは前述の看板前に停めていたけど、駐輪場には数台のバイクとバイク乗りの方たちがいたので寄ってみたんです。


愛車からは離れていたけど、ワタシはプロテクター入りのパンツとジャケットを着ていたのでバイク乗りと判別されたようです。


数人の方から「こんにちは!」とあいさつをいただき、缶コーヒーを飲みながらしばし一服。


英気を養ってから再びバイクに戻ると、次の目的地へと向かう準備をしました。


3.片貝海岸で素晴らしすぎる180度の海岸線を展望できる


昼下がりの片貝漁港。青空の下の海が陽光でキラキラ

★九十九里浜の中央部


「海の駅 九十九里」からリスタートして、グロムで目指すのは片貝海岸です。


片貝海岸は南北で約66キロある九十九里浜の中央部に位置していて、トンデモなく長〜い海岸を満喫しよう、というワケです。


「海の駅~」から片貝海岸までは、バイクで5分ほど。すぐそこにある感じ。


グロムを走らせていると、すぐに駐車スペースとトイレなどが完備している『片貝海水浴場』の看板が見えてきます。


『片貝海水浴場』(山武郡九十九里町片貝)は町営で、夏のシーズンになると大勢の海水浴客が集まる人気スポット。


海の家などの休憩施設や屋台が並び、名産の焼きハマグリやイワシの刺身など地元の海の幸が楽しめます。


当然ながら、駐車&駐輪(乗用車は1日500円、二輪車は100円)とシャワーやトイレなどの休憩施設は有料になります。


ワタシが訪れたのはシーズンオフの春先。なので無料でバイクを停めることができました。


といっても、海水浴場の周辺も人影がまばら。1200台の車が停められる駐車スペースで停まっているグロムはポツン、って感じ。


春先の海岸に漂う寂寥感を味わいつつ、砂浜に向かってみました。


★180度に展開する海のパノラマ


駐車場から砂浜に上がってみたら、目の前にはまさに圧巻の景色!


右から左、左から右へ顔を動かすと、まさにパノラマの景色。青い海と砂浜が180度広がっているんです。


砂浜をしばらく歩いてみても、その先には青い海と砂浜がずっと続いている。ゴールがまったく見えない。


まさに非日常の風景。素晴らしすぎる光景で、旅情が一気に高まりました!


前述した通り、片貝海岸は約66キロにわたる九十九里浜の中央部にあたります。


だから180度の視界をさまたげる異物はなし。マジで広~い太平洋を拝めたワケです。


実は片貝海岸、ワタシは高校生のころに自転車(ロードレーサー)で来たことがあるんです。


確かそのころも春先で、同じ景色を見ているはず。でも「ああ、海だな」って感じで、あまり感動した記憶がない…。


そのころはロードレーサーで長距離を走ることが楽しくて、景色は二の次だったんでしょうね。


でもオッサンになって、目にする風景にこれまで自分自身の胸の中にたまった思いを重ねるようになった。


そんなオッサンの目で改めて眺めてみた九十九里浜は、とても広くて、長くて、青くて、さみしくてエモいなあ、と。


砂浜にしばらくたたずんで、そんなふうに考えていました。


とはいえ、やっぱりパノラマのように広がる景色というのは、心が浮き立ちますよ。


ソロツーでもマスツーでも、九十九里浜の景色を楽しみにきてほしいと思います。



★2度の水害で思うこと


そして最後に。2026年夏と秋の千葉県では、とても残念で悲しい出来事がありました。

2026年8月の「千葉豪雨」と、同9月の台風25号の襲来です。


短期間で発生した2つの水害で、ワタシが住む千葉県は甚大な被害を受けました。


この記事で紹介した、今回のツーリングのメインルートである大網街道の周辺も大きな被害が発生しました。


まず県道20号と並走するJR外房線が一時不通状態に(2026年9月23日に再開)。


大網街道では複数の場所で冠水が発生。コンビニやラーメン店が水没するなど、多くの家屋で床上・下浸水の被害を受けました。


さらに「千葉豪雨」からわずか1カ月で大型台風が襲来。どうにか復旧したとたんの水害再発。あまりにも気の毒すぎます。


一方で「千葉は水害が多すぎ」「水に弱すぎ」という風評被害も起きています。


強調したいのは、こんな事態はめったにないということ。


ワタシは小学1年生からオッサンになるまで数十年、千葉に住んでいますが、こんな災害は初めて経験しました。


だから、みなさんには千葉を嫌いにならないでほしいし、避けたりしないでほしい。


今回の水害で被害にあった町や人たちが、1日でも早く復旧・復興できることを祈っています。


そして、今回の水害で亡くなった方たちのご冥福を祈りたいと思います。


まとめ・最高の景色が楽しめる九十九里浜まで愛車を走らせよう!


ただただ広くて長〜い九十九里浜、最高です

ここまで千葉・九十九里浜へのバイクツーリングについて紹介してきました。


そして下道で向かう九十九里浜までのツーリングの魅力として、


  1. 県内を東西に横断する大網街道は千葉らしい風情が楽しめる
  2. 「海の駅 九十九里」で地元の海の幸を味わうことができる
  3. 片貝海岸で素晴らしすぎる180度の海岸線を展望できる

上記の3つの魅力について紹介&解説してきました。


千葉県は海に囲まれ、たくさんの山が鎮座するなど自然にあふれたところ。それだけにバイクでのツーリングスポットもたくさん。


特に「千葉の海で長〜い海岸線を楽しめるツーリングスポットを探しています」という方にオススメなのが、九十九里浜です。


千葉県東部に位置する砂浜海岸で、太平洋に面している。名前の「九十九里」のごとく広くて長〜い海岸線が楽しめるからです。


さらに原付二種のグロムで走った九十九里浜までの下道ルートは、千葉の田舎っぷりと風情が感じられてメチャ楽しいんです!だから、


「九十九里浜までのルートって、どんな感じ⁉︎ 景色はいいの?」


「九十九里浜の地元グルメを味わってみたい!」


なんて方は、この記事を読んで九十九里浜の特徴はもちろん、目的地までの下道ルートの楽しさが分かったと思います。


また、九十九里の地元グルメである〝海の幸〟のことも分かったと思います。


この記事を読んで九十九里浜への下道ツーリングに興味を持ったら、ぜひ愛車を走らせてみてください。


めっちゃ楽しいですよ!


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